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なぜ乃木坂46の松村沙友理は卒業曲でセンターになれなかったのか?

楽譜 芸能エンタメ

2021年4月15日に放送されたニコニコ生放送「生のアイドルが好き」で、乃木坂46一期生の松村沙友理さんが卒業を発表しました。

卒業発表直後から俄かに騒がれ始めたのは、乃木坂ファンによる「松村沙友理の初センター」を熱望する声でした。

6月9日に発売が予定されている27枚目シングルが実質、松村さんの卒業曲となることから、この楽曲は松村さんのセンター曲になる期待が高まっていたのです。

そこで、18日に放送された「乃木坂工事中」の選抜メンバー発表に注目が集まったわけですが、残念ながら、松村さんのポジションはセンターではありませんでした。

松村さんは、過去リリースされてきた26枚のシングル全てにおいて選抜入りを果たしており、これだけでも十分快挙と言えますが、シングル表題曲でセンターを務めることだけはとうとう叶いませんでした。

 

なぜ、松村沙友理さんは卒業曲でセンターになれなかったのでしょうか。

 

こう問うと、多くの人は過去のスキャンダルが原因ではないかと答えます。

確かに、全くの無関係だとは言いませんが、それだけでは的を射た回答とは言えません。

今回、松村さんが卒業曲でセンターを任せられなかった本質的な理由は、率直に言ってしまえば、運営の思惑が強く影響しています。

もう少し具体的に言うと、その思惑とは、

  1. 楽曲の汎用性が失われることを避けた
  2. 卒業生の差別化を嫌った
  3. プロデューサーと運営のパワーバランスの変化

 

これら3つの要因が複雑に絡み合った結果、松村さんのセンターは実現されなかったのです。

以下、詳しく解説していきます。

乃木坂ファンの方はもちろん、将来芸能関係の仕事に携わりたい方にとっても有益な情報となるでしょう。

 

 

 


 


 

※この記事は独自の取材とルートで得られた情報に基づいて作成しています。

 

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なぜ乃木坂46の松村沙友理は卒業曲でセンターになれなかったのか?

楽曲の汎用性が失われることを避けた

簡単に言うと、楽曲の使いまわしがしにくくなることを避けたということです。

卒業曲ということを全面に押し出し、かつその卒業メンバーをセンターポジションに据えてしまえば、短期的にはその楽曲は大きな話題となり好調な売れ行きが期待できます。

しかし、そういった卒業曲は往々にして短期的なヒットで終わってしまうのです。

その楽曲自体がどんなに良い曲であっても、ファンにとっては卒業メンバーのイメージが定着してしまうため、後に次世代エースをセンターに歌わせたところで、なかなか受け入れてもらえなくなるのです。

例えば、橋本奈々未さん卒業曲「サヨナラの意味」、深川麻衣さん卒業曲「ハルジオンが咲く頃」などを思い浮かべてみれば、分かりやすいのではないでしょうか。

ただでさえ、CDが売れない時代です。

昔のように、短期的大ヒットでも採算が取れればよいのですが、今はフォーメーションを変えても永く聴いてもらえる曲を出さないと生き残れないわけです。

 

卒業生の差別化を嫌った

アイドルグループの中では極端にスキャンダルが少ないと言われる乃木坂46にも、過去スキャンダルが原因で卒業していったメンバーは少なからずいます。

もっとも、ご本人も運営側もその卒業原因がスキャンダルであると明言することはありません。

このように、卒業を余儀なくされたメンバーと、純粋に次のステップアップとして卒業していく前途有望なメンバーがいます。

普通に卒業していくメンバーには最後にセンターをやらせて、スキャンダルを起こした卒業メンバーにはセンター曲を与えなかったとすれば、「このメンバーの卒業理由はスキャンダルです」と公にしているのと同義です。

過去、松村さんにも「卒業やむなしか」と言われるほどのスキャンダルがありました。

卒業時のセンター曲の有無で、それが純粋な卒業か、運営による処罰なのか区別されないように、最後にセンターをやらせるという昔の慣例も薄まっているのです。

 

 

センター曲からソロ曲・ユニット曲への移行

ただ、そうは言っても、一期生のメンバーが卒業するとなればファンにとっては一大事ですし、運営にとってもこの話題を活かさずに何もしないのは大きな機会損失になります。

そこで、最近の傾向としては、センター曲が与えられない代わりに、卒業に合わせてソロ楽曲が書かれたり、ユニット曲ライブが企画されたりすることが多くなりました。

記憶に新しいところでは、堀未央奈さんの「冷たい水の中」がそうでした。

松村さんに関しても自らが率いるユニット「さゆりんご軍団」初の単独ライブを6月ごろに開催することが発表されています。

 

プロデューサーと運営のパワーバランスの変化

プロデューサーの秋元康氏とプロデュース会社であるソニー・ミュージックエンタテインメント(以下SME)の力関係が近年大きく様変わりしていると言う情報があります。

昔のように、グループ卒業メンバーが最後にセンター曲を任されることが少なくなってきた最大の理由は、実はこのことが大きく関係しているのです。

逃した魚

秋元氏とSMEとの関係性を語る上で、しばしば重要なキーワードとして登場してくるのがこの「逃した魚」です。

AKB48はまだ無名だった時代、SMEのデフスターレコーズに所属していましたが、何年も芽が出ず赤字続きだったので、デフスター側が契約を打ち切ったと言われています。

その後、AKB48は仕方なくキングレコードへ移籍したのですが、周知のとおり移籍後から人気が急上昇し国民的アイドルといわれるまでになってしまったわけです。

乃木坂46誕生秘話

AKB48という「逃した魚」が大きかったことを悔やんだSMEが、秋元氏から新たな女性アイドルプロジェクトを任され、AKB48にぶつかっていきたいと言う想いで誕生したのが乃木坂46でした。

ここで、興味深いのは乃木坂46誕生までの経緯についてです。

実は、秋元氏とSMEとでやや話が食い違っているのです。

秋元康が語る乃木坂誕生までの経緯

秋元氏ご本人が語ったところによれば、AKB48でさんざん尽力してくれたSMEの恩に報いるために、乃木坂46のプロジェクトを任せたというニュアンスがあります。

ソニーミュージックがAKB48に多大な投資をして苦労したのに、キング移籍後に大ブレイクして「申し訳ない」との気持ちから、「新しい女性アイドルグループをソニーで立ち上げた」と説明している。

引用元:東洋経済オンライン

 

SMEが語る乃木坂誕生までの経緯

一方、SMEからのこの件に関するコメントは、過去詳細に説明されているものはなかなか見当たりません。

しかし、多くの情報から鑑みて一致することは、なかなか首を縦に振らない秋元氏をようやく説得して、乃木坂46のプロジェクトを任せてもらえたと言うニュアンスです。

AKB48のシャドーキャビネットを作ることについて、もう一度ソニーミュージックから提案させてもらえないかとお願いし、1年弱、秋元先生のところに通いました。

引用元:東洋経済オンライン

つまり、この初期段階のやりとりを見てもわかる通り、単純な力関係を言うなら、当然プロデューサーの秋元氏が圧倒的に上の立場であり、SMEは従うしかありませんでした。

しかし今、このパワーバランスは確実に変化してしまっているのです。

 

運営の強力な権限が卒業メンバーのセンター曲をなくす?

AKB48のようにまだ発展途上の時代があると、秋元氏はメンバーと実際に食事の席を設けるなどして、積極的にコミュニケーションを図っていました。

それが、歌詞を書くうえでも大事なヒントになり得たからです。

しかし、丁度今の乃木坂46のようにうなぎのぼりの人気とともに、グループが大きくなってしまうと、目の届く範囲は限られ、しだいに秋元氏の手からは離れていってしまいます。

後は、プロデユース会社であるSMEに託すしかないわけです。

以下は、SMEの執行役員であり、乃木坂46運営委員会委員長でもある今野義雄氏が受けたインタビュー内容です。

AKBと違って、秋元先生が乃木坂のメンバーと共に時間を過ごすということがない。AKBの場合、秋元先生がメンバーと直接ご飯を食べて話し合いますよね。先生がいないぶん、おそらく先生はこの方向に向かってるはずだと考えながら僕が判断し、彼女たちと接していく。先生からは、「トンマナ(トーン&マナー)を整えるのはお前の仕事だ」とよく言われます。クリエイティブ面もメンバーのしつけも含め、これらを整えていくのが僕の役割なんだろうなと思いますね。

引用元:『MdN』2015年4月号

乃木坂46の実質的なマネジメント権限を。秋元氏から与えられていることが明確に語られています。

 


 

運営の思惑

率直に言えば、秋元氏は卒業メンバーの一人一人に対してセンターで歌わせてあげられるような楽曲を書きたいと思っていても、実質的な決定権を持っているのは運営という複雑な構図となっています。

あくまで立場上は秋元氏の方が圧倒的に上で運営は従わなければならないのですが、秋元氏の目が届く範囲に限りがあるからです。

今回で言えば、松村さんの卒業に合わせてセンター曲を書く考えがたとえ秋元氏にあったとしても、実質的に任せている運営が、上述した理由により卒業センター曲の縮小を考えているのなら、秋元氏もそれ以上口出ししないのです。

 

 

まとめ

  • 松村沙友理が卒業曲でセンターになれなかったのは運営の思惑であり、具体的には3つの理由からである
  • それは、汎用性、差別化、それを実現できる運営の実質的な権限が強まったこと
  • プロデューサー秋元氏の方が圧倒的に立場は上であるが、昔とは違いグループも巨大となった今、実質的な権限は運営にあり、目が届かない範囲にまで秋元氏も口出しはしない
  • 汎用性、差別化を考慮して、今後も卒業メンバーのセンター曲は縮小される傾向にあり、松村沙友理のセンター曲も今回見送られた
  • ただし、機会損失を防ぐため、センター曲の代わりにソロ楽曲やユニット曲のライブが企画されることが多くなった

 

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