日向坂46の齊藤京子さんの写真集が発売されました。
グループ名が日向坂46となってからは、メンバーで初めてのソロ写真集となります。
初回発行部数が12万5000部とのことで、発売前から人気の高さが窺えていましたが、これは、同じ坂道グループ欅坂46の渡辺梨加さんの写真集が累計12万部であることを考えてみても、その期待値と規模がどれほど大きいかわかります。
今後はどれだけ売り上げを伸ばしていくかが注目されます。
さて、そんな齋藤京子さんの1st写真集ですが、齊藤さんファンの方には非常に申し上げにくいのですが、「メンバー初のソロ写真集がなぜ齊藤京子なのか」と疑問を抱いた方は少なからずいたはずです。
と言いますのも、齊藤さんはメンバー内でもトップクラスの人気を誇っていますが、人気だけでいうなら、他のメンバーでもファンが写真集を待望している方は大勢いるからです。
それなのに、齊藤京子さんが抜擢された理由は、写真集という出版物の特性と業界の複雑な事情があるからなのです。
この記事では、上記2点について詳しく解説していきます。
日向坂46のファンはもちろん、アイドルや写真集などの出版に興味がある方にとっても有益な情報となるでしょう。
そして、先に申し上げておきます。
齊藤京子さんの次に写真集を出すであろう日向坂46のメンバーは、今からお話する通りの法則性が当てはまるならば、おそらく加藤史帆さん、もしくは小坂菜緒さんのどちらかでしょう。
本日1月19日(火)は、齊藤京子の1st写真集「とっておきの恋人」発売日です🗼
ぜひチェックしてみてください💘
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— 日向坂46 (@hinatazaka46) January 19, 2021
※この記事は独自の取材とルートで得られた情報に基づいて作成しています。
日向坂メンバー初のソロ写真集が齊藤京子の理由 次の写真集は誰?
日向坂46のメンバーには、センターを務めた経験のある小坂菜緒さんや、佐々木美玲さん、キャプテンの佐々木久美さんなど、写真集を出してもおかしくない面子は枚挙にいとまがありません。
その大勢を差し置いて抜擢された齊藤京子さんのアイドルとしてのカリスマ性を賞賛すべきですが、もっと深い事情がこれにはあるのです。
それを理解するために、まずは写真集について説明しなければなりません。
アイドルの写真集
写真集を出すということは、ご本人はもちろんですが、事務所と出版社にとっても一大勝負事です。
仮に平均的なグラビアアイドルが写真集を出した場合、1万部売れれば良い方で、2万部に届けばヒットしたと認識されます。
また、かけられる予算は担当する出版社と撮影場所等にもよりますが、おおよそ300万から400万円が相場だといわれます。
つまり、製作費とカメラマンやアイドルに支払う印税(いわゆる取っ払いの契約もある)などを考慮すると、「写真集が売れませんでした」ではすまされない世界なのです。
写真集企画のの打診
「写真集を出したいのですが」と初めに言い出すのはアイドル事務所でしょうか、それとも出版社側でしょうか。
多くは事務所からの打診だと言われます。
もっとも、被写体であるアイドルが極めて有名で、大きな売上部数が見込めることが明白な場合、懇意の出版社側から「写真集をだしませんか」といってくることもあります。
今回の齋藤さんが所属する日向坂46のような坂道グループの場合は別格で、2万部はいって当たり前というのが出版業界の共通認識となりつつあります。
だとするならば、なぜ不動の人気を誇るセンター経験者や人気ランキング1位のメンバーが真っ先に写真集を出さないのでしょうか。
メンバー内人気ナンバーワンの写真集は出しにくい
過去、坂道グループで写真集を出したメンバーとその人気ランキングを見てみると、ある相関性が浮かび上がります。
※人気ランキングは当時の握手会チケット売り上げやshowroom視聴者数などを考慮して総合的に判断されているものです。(gooランキング、文春オンライン他)
写真集と人気の相関性
けやき坂46
日向坂46の前名であるいわゆるひらがなけやきは、実は、齊藤京子さんよりも早く写真集を出しているメンバーがいます。
それは渡邊美穂さんです
まだ日向坂46ではありませんでしたが、厳密に言うと、メンバー内で初ソロ写真集を出したのは渡辺美穂さんなのです。
2019年1月17日に写真集「陽だまり」を幻冬舎から出版、発行部数は4万6000部でした。
この時の、渡辺美穂さんのメンバー内人気ランキングは2位から5位となっています。
1位は小坂菜緒さんらがあがっています。
欅坂46
最も身近な姉妹グループ欅坂46のメンバー内初ソロ写真集を出したのは、渡辺梨加さんです。
2017年12月5日集英社から写真集「饒舌な眼差し」を出版、累計発行部数は12万部
この時の、渡辺梨加さんのメンバー内人気ランキングは2位から4位、1位は長濱ねるさんです。
長濱ねるさんは、この2週間後に写真集「ここから」を出版、累計発行部数は22万部でした。
ここまで見てくればわかるように、坂道グループでメンバー内初ソロ写真集を出すのは、メンバー内の人気がダントツトップの人というわけではありません。
むしろ、2位以下でいずれ人気ナンバーワンになる可能性が高い人をあえて選んでいる傾向があります。
齊藤京子さんは人気が高く1位とされるランキングも多数見受けられますが、過去2期生が台頭してきてからのランキングの多くは小坂菜緒さんが1位のようです。
出版社の本音
写真集を制作する側の出版社にとっては、大きく2つの相反する思惑があります。
- 写真集で発行部数を伸ばして利益を得たい
- 写真集の売り上げでコケたくない
写真集が売れれば問題ありませんが、売れなければ、それは単に利益がなく赤字というだけにとどまらず、出版業界として致命傷を負います。
坂道グループのアイドルのように、写真集を出せば2万部は当たり前と言われる中で、「おいしい話だ」と考える出版社よりも、逆にプレッシャーを感じてしり込みする会社が多いといいます。
ある意味鉄板のアイドル写真集が万一売れなかった場合、その出版社は業界内外で批判にさらされ、そのアイドルのイメージまでも傷付けてしまうからです。
つまり当たればでかいものの、売れなかった時のマイナス効果は想像を絶するもろ刃の剣なのです。
事務所の本音
一方、アイドル事務所側にも写真集出版に関しては、心配なことがあります。
特に初ソロ写真集ともなれば、万が一大コケしたら、後に控えている他のメンバーもこの先写真集を出せなくなってしまいます。
かと言って、センターを何度も務める大人気メンバーなら安心とばかりに写真集をを企画しても、これこそ、発行部数が振るわなかったら致命傷となり、写真集はおろかグループ全体の存続まで危ぶまれてしまいます。
出版社と事務所の折衷案
こういった憂慮の解決策として、初ソロ写真集を出すメンバーには自然と選ばれやすい傾向がみられるようになりました。
- センター経験者ではないこと
- メンバー内人気が不動のナンバーワンではないこと
これならば、仮に写真集の結果がどうなろうとも、後にナンバーワンが控えていることによって、それほど憂慮しなくてもよくなるわけです。
また、センター経験者のイメージが写真集によって崩され、ブループ全体のマイナスになる危険も避けられます。
乃木坂46の白石麻衣は異例中の異例
ただ、ここまで説明してきた中で、白石麻衣さんのケースは当てはまりません。
この方の場合は異例なのです。
初ソロ写真集の前から「ガールズルール」によってセンターを務めあげ、人気も不動と言ってよい乃木坂ナンバーワンです。
このことは、出版社も事務所も写真集が売れないことなど微塵も思わず、絶大な自信を持っていたのだと推察されます。
その証拠の一つとして、カメラマンが篠山紀信氏であったことが挙げられます。
上述した通り、写真集の予算はTVなどに比べて非常に厳しいものです。
利益確保のためにあらゆる面で削らなくてはいけないのに、一流カメラマンは1ページ10万円を下らないと言われる中、篠山氏を起用するあたりは当初から売れる自信があったことの証左です。
次の写真集はカトシかコサカナ
以上、ご説明してきた通り、アイドル写真集出版のメカニズムとして、まず、なるべく人気ナンバーワンに準ずるメンバーが初ソロ写真集に抜擢されます。
そして、ある程度期間を置いてから、同程度の人気メンバー、あるいは上位の人気メンバーやセンター経験者の写真集が企画されるのです。
このメカニズム通りにいくのなら、日向坂46の場合、次に写真集を出すのは齊藤さんと人気トップ3を争う加藤史帆さんか小坂菜緒さんだということになるのです。
※追記 小坂菜緒さん1st写真集発売決定!
◆買い方については、別記事で詳しく解説しています。
◆齊藤京子さんの1st写真集については別記事でも詳しく解説しています。
齊藤京子さんと約10秒お話してみませんか?
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