ミーグリ当日、参加者は申込時に選択した受付時間内にforTUNE meetsアプリを起動し、本番前に本人確認を受けなければなりません。
本人照会できる身分証として運営が認めているものは予め決められていますので、参加者はそのいずれかを事前に準備しておく必要があります(身分証の種類については後述)。
このようなミーグリ参加者の本人確認を行う理由について、運営はミーグリ参加権利の偽造、転売行為の防止のためだと述べています。
それでは、ミーグリの本人確認はどれほど厳格なのでしょうか。
例えば、顔写真付き身分証の写真と本人の顔が異なっていたら、ミーグリに参加できなくなることはあるのでしょうか。
結論を言うと、顔写真が本人と似ていないからと言う理由だけでミーグリを断られることはまずありません。
それは、確認項目に本人であることが間違いないと認められる条件が決められているからで、その中に顔写真と本人の顔の一致という条件はないからです。
以下、詳しく解説していきます。
- 本人確認で長時間待たされたくない方
- どの身分証を提示しようか迷っている方
- ブラックリストに載っている可能性のある方
- 最近引っ越しをされた方
◆ミーグリ当日の手順については別記事で詳しく解説しています。
ミーグリの本人確認が厳しい理由 身分証の写真と顔が違いすぎると?
本人確認できない人を、問答無用でミーグリからはじくことが主旨ではないということです。
本人確認クリア条件
率直に言えば、本人確認において運営が照会しているのは、forTUNE musicに登録してあるアカウント情報と提示された身分証の内容の整合性です。
つまり、意外に簡単だと思われるかもしれませんが、最低限氏名・住所・生年月日が一致していれば、本人確認は問題なくパスできることになります。
(※過去にブラックリストに載るような行為があった者を除く)
顔写真は重要ではない?
forTUNE meetsアプリの運営側管理システムの中に顔認証くらいはあるかもしれません。
また、誰の目から見ても明らかに別人だという場合は、スタッフから通話で確認されたり、他の身分証の追加提示を求められたりする可能性はあります。
しかし、前述した氏名・住所・生年月日さえアカウント情報と一致していれば、参加できなくなることはありません。
顔認証がそれほど重視されていないということは、顔写真付き身分証を持っていない場合、代わりとして公的証明書(顔写真なし)1点以上でも認められていることからも明らかです。
◆顔写真付き身分証がない場合、、下記(a)~(f)の2点,もしくは(a)~(f)の1点と名前が印字されているもの1点以上で確認がとられます(名前の手書き不可)。
(a)保険証
(b)住民票
(c)戸籍謄本
(d)戸籍抄本
(e)印鑑登録証明書
(f)年金手帳引用元:forTUNE meets公式サイト
また、名前が印字されているものとは、以下のように説明されています。
<名前が印字されているものの例>
社員証・顔写真の無い学生証・クレジットカード・キャッシュカード・診察券
※全てについてコピー・手書き・期限切れは完全に不可です。
※公共料金(電気、水道など)請求書や各種郵便物の類は、名前が印字されたものであっても不可となります。
※<名前が印字されている物>のみは不可となります(たとえば、社員証1点のみ、診察券2枚は不可)。公的証明書1点がベースにないといけません。引用元:forTUNE meets公式サイト
それでも顔写真付き身分証は重要
ただし、勘違いしてはならないのは、顔写真自体は重要でなくとも顔写真付き身分証は重要だと言うことです。
顔写真付き身分証について運営は以下のものを提示しています。
◎顔写真付きのものであれば、1点をご持参ください。以下がその対象となります。
※全てについてコピーは不可です。現物をご持参ください。
(1)パスポート
(2)運転免許証(公安委員会・警察庁発行の物に限ります。)
(3)写真付き学生証(名前が手書きでも可)
(4)住民基本台帳カード
(5)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳
(6)在留カードまたは特別永住者証明書
(7)顔写真付きクレジットカード
(8)個人番号カード(マイナンバーカード)引用元:forTUNE meets公式サイト
顔写真と実物が似ていなくてもそれほど重視していないのに、顔写真付き身分証はこれ1点のみで本人確認が完了できてしまうのはなぜなのでしょうか。
それは、本人確認を行っている本当の理由が問題行為を起こした人物の特定とその追跡にあるからなのです。
本人確認を行う本当の理由
ミーグリで本人確認を行っている公式な理由は、ミーグリ参加権利の偽造、転売行為の防止のためでした。
それも間違いないのですが、実際にはこの他にも様々な禁止行為を行う一部の悪質な参加者が存在するため、参加者の確実な所在を担保しておく必要があるのです。
無論、なにも問題がなければ本人確認時に受信した身分証の画像データは直ちに消去されます
しかし問題なのは、こういったブラックリストに載るような悪質な行為は、ミーグリの最中よりもむしろ終了した後で発覚することが圧倒的に多いことにあります。
運営スタッフは参加者がトークしている最中も常にモニターしていますが、チケット1枚ならば約10秒という短時間に何人もの行動を監視し続けるのは限界があります。
従って、後ほど録画した映像から悪質な参加者を発見することが多くなるのです。
当日は何事もなく「ミーグリ楽しかった」などと言っていた参加者が、これ以降一切のミーグリ抽選に当選できなくなることがあります。
これは後から禁止行為が発覚しブラックリストに載ってしまった人の典型です。
◆ブラックリストに載ってしまう禁止行為については別記事で詳しく解説しています。
各身分証の意味
繰り返しになりますが、本人確認において運営が重視しているのは、アカウント情報と身分証内容の一致です。
もっと具体的に言えば、その参加者の氏名と住所が確実に存在することが公的に証明されていればそれで良いのです。
なぜなら、悪質な禁止行為で何らかの損害を被った場合、運営はその所在をたよりに該当者に向けて直ちに賠償請求ができるからです。
公的証明書(住民票や戸籍謄本など)の効果
仮に運営が、ある悪質な参加者を訴えるためにその所在を探そうとした場合、住民票など役所が発行する公的な証明書から比較的容易に見つけ出すことができます。
第三者請求と言って、本人やその家族でなくても、自己の権利の行使又は義務の履行のために証明書等を請求することが可能なのです。
たとえ引っ越していたとしても、以前の住所から現住所まで調べることができます。
ミーグリにおいて公共料金の請求書や郵便物が本人確認として認められていないのは、住所を頻繁に変えていた場合、該当者を追跡できないことが大きいのです。
顔写真付き身分証の効果
顔写真付き身分証は本人確認としては運営が最も信頼している身分証です。
それは、決して顔写真が付いているからではなく、顔写真が付いている身分証には元々本人を特定しやすい個人情報が含まれているという特性があるからなのです。
- 運転免許証⇒更新履歴、事故や違反歴など
- パスポート⇒出入国履歴など
- 学生証⇒受験歴、学歴など
たとえ氏名や住所だけでは追跡できなったとしても、こういった身分証特有の個人情報から追跡することも可能ですので、顔写真付き身分証は運営にとって重宝されるのです。
もっとも、現実的には余程の理由がない限りこれらは第三者には開示されない個人情報です。
身分証画像データの取り扱い
ただし、原則として運営は本人確認が完了次第、速やかに身分証の画像データを消去すると述べています。
仮に不心得者によって禁止行為がなされても、身分証データはないのだから「時すでに遅し」ではないかと思うかもしれませんが、運営もそう甘くは考えていないようです。
確かに画像データは消去するようですが、本人確認の際の録画はいつ消去するかまでは明言していません。
また、運営は会員規約第10条において、以下のような場合は会員登録情報が利用できるとしています。
法律に基づき会員登録者の情報開示を求められた場合
当社、他の会員登録者および第三者の権利、財産および安全等を保護するために必要であると当社が合理的に判断した場合
その他、本サービスの運営に必要な場合引用元:forTUNE meets公式サイト
つまり、身分証のデータもここで言う「情報」に含まれるのなら、直ちに消去されない可能性もあるということになります。
まとめ
- 身分証の顔写真と現在の顔が多少異なっていても大した問題にはならない
- 大事なのは、アカウント情報と身分証の一致
- 氏名・住所・生年月日が最低限一致していれば良い
- 本人確認を実施する本当の理由は悪質な参加者対策
- 賠償請求する場合、問題を起こした人物の特定と追跡が目的
- そのため氏名と住所が確実に存在していることを公的に証明している身分証が望ましい
- 運営が信頼する身分証は、顔写真付き身分証、次いで公的証明書(顔写真なし)
- 総合すると、本人確認を速やかにパスしたいのなら顔写真付き身分証を準備すべし
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