全国ミーグリ・個別ミーグリとは？オンラインミーグリが始まった理由

乃木坂46などの坂道シリーズが定期的に行っているイベント「オンラインミートアンドグリート」は、今ほど有名ではありませんでしたが、他のアイドル達によって実はもっと以前から行われていました。

もっとも、「ミーグリ」と言う呼び方は今のように定着しておらず、いわゆるファンミーティングのひとつとして、文字通り会って挨拶する交流が行われていたのです。

しかし、以前のミーグリと今のミーグリでは決定的に違う部分があります。

それは、今のミーグリにはオンラインと言う言葉が冠されていることです。

あまり気にせずに、全て「ミーグリ」と呼んでいる方が大半ですが、正式には「オンラインミートアンドグリート」なのです。

では、なぜ「オンラインミーグリ」が始まったのでしょうか。

率直に言うと、新型コロナウイルスの影響で、なるべく人と対面することを避けなければならない世の中になってしまったからです。

とりわけ坂道シリーズの場合は、今までファン交流イベントとして主流だった握手会が開催できなくなったことが大きな打撃でした。

そこで、握手会をオンラインミーグリ(以下、ミーグリ)に移行したことが、今日のようにミーグリが発展してきたそもそもの原因なのです。

このような経緯で盛況となった坂道シリーズのミーグリは、かつての全国握手会・個別握手会の名残で、全国ミーグリ、個別ミーグリと呼ばれることがあるのです。

 

以下、詳しく解説していきます。

 

◆全握ミーグリ・個握ミーグリについては別記事で詳しく解説しています。

全国ミーグリ・個別ミーグリとは？オンラインミーグリが始まった理由

全国ミーグリと個別ミーグリの違いをよく理解するために、まずは全国握手会と個別握手会がいかなるものであったかを知っておく必要があります。

個別握手会と個別ミーグリ

個別握手会はforTUNE musicというイベント応募サイトで「個別握手会参加権利付きCD(通常版)」を購入することで、参加することができました。

ただし、この「個別握手会参加権利付きCD(通常版)」は誰でも購入できたわけではなく、抽選に当選した方だけが買うことができるというものでした。

そして、このCDはforTUNE musicでのみ販売されている数量限定商品だったため、規定枚数に達せば、抽選はそこで終了となりました。

 

さて、ここまでお話すれば、かつての個別握手会の参加方法が、現在の個別ミーグリ参加方法とほぼ同じだということがわかるはずです。

 

 

全国握手会と全国ミーグリ

全国握手会は、主にシングルCDの「初回仕様限定盤」に封入されている「全国握手会参加券orスペシャルプレゼント応募券」を使用して誰でも参加することができました。

握手会開催日時と会場、どのレーンに誰がいるかなどは、後日公式サイト上で発表されるので、券さえ持っていけば誰でも参加できたのです。

全国ミーグリと比べてみますと「初回仕様限定盤」を購入する点や、特典がミーグリだけではなくミニライブなどが用意されているのも同じです。

しかし、決定的に変わってしまった点があります。

これによりミーグリは、個別も全国も抽選に当選しなければ参加することができない狭き門となってしまいました。

 

全国・個別という呼び方の注意点

繰り返しになりますが、オンラインミーグリが今のように盛況となった理由は、新型コロナウイルスで握手会の開催が困難になってしまったからという事情があります。

現在、個別握手会は個別ミーグリへ、全国握手会は全国ミーグリへとその仕様を受け継いで今に至っている状態です。

その名残でミーグリは時折、様々な呼び方をされてしまうため、初心者はよく混乱してしまいます。

例えば、そのまま個握・全握と呼んだり、個握ミーグリ・全握ミーグリと呼んだりする方もいますが、厳密に言うとこれらは言い間違いです。

開催が難しくなった握手会の振替がミーグリで行われていることで、このような呼び方をしている方がいるだけです。

◆握手会の振替については別記事で詳しく解説しています。