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保険会社が呼ぶ交通事故調査員とは?何を聞かれてどこまで調べる?

交通事故調査員
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これは、車同士の事故に限りませんが、対人や対自転車でも事故の状況によっては、どうしても「相手にも非があるのではないか」と思ってなかなか穏便に事を済ませられない時があります。

道路交通法判例に従って適切に過失割合を出して、事故の当事者がお互いに納得できればよいのですが、困ったことに法律や判例の通りにきれいにあてはまる事故というのは案外少ないのです。

参考記事:元事故調査員が教える過失割合10:0

私は約5年間、事故調査員という仕事をしてきました。

事故が起きて保険会社に連絡をした時に、「では調査を入れます」と言われたことはないでしょうか。

もし、そのような経験のある方は、その時来た調査員とは何者でどのような役割があったのか、そして、その時の調査が過失割合にどの程度影響を与えたのか知りたかったはずです。

仮にそのような経験どころか事故を起こしたこともないという方でも、後々のために是非知っておいてください。

事故調査員とは、その仕事自体に特別な資格がいるわけではなく、彼らはその道のプロというわけでもありませんが、その調査内容は保険会社にとって重要な判断材料として取り扱われます。

この記事では事故調査員が来たら、どう接するべきかを説明します。

事故の調査方法は身に着けていますが、基本的に一般人と変わらないと思って下さい。

保険会社が呼ぶ交通事故調査員とは?何を聞かれてどこまで調べる?

「調査を入れます」と保険会社に言われて、「なんだそれは」と身構えてしまう方がいます。

しかし、警戒する必要はありません。

警察のような取り調べとは程遠い、保険会社に委託された民間の調査会社の事故原因調査です。

よく保険会社のアジャスターと混同している人もおられますが、あれは保険会社の社員であることが多いです。

事故調査も行うのですが、主に自動車整備士の資格を持った者が車両整備の観点から不具合による事故はないかを調べ、車両の損害状況から保険金額の査定までを行うのが仕事です。

委託された調査会社の調査員は当事者との面談、現場調査、担当警察署への聴取等を行い、調査結果をまとめて保険会社に提出するのが仕事です。

事故調査員が入るケース

事故調査員が入る事故というのは、率直に言って事故当時者がお互いにもめている時です。

もめている理由は多岐にわたりますが、最もポピュラーな例で言うと、片方は信号が青だったと言い、もう片方は赤だったと言う場合などです。

調査員は目撃情報や警察の見解などから総合的に判断できる材料を集めていきます。

事実が明らかな時は、当然それを報告しますが、大事なのは、調査員は事実を報告するだけで、事故そのものに対する是非を判断しません

つまり、実際は信号が赤だったとしても「青だった」と言っている当事者の過失がどれくらいになるかは保険会社が判断することなのです。

事故調査員への接し方

今まで述べてきた通り、事故調査員は調査を委託されているだけで、事故の過失割合を決定する権限は持っていません。

ですので、印象が悪くなるのを心配して変に媚びたり恐れたりする必要などないのです。

ただし、嘘だけはいけません

たとえその場では嘘だと気づかれなくても、相手方や目撃者の証言と矛盾していればすぐに嘘だとばれてしまいます。

そうなると、ありのままの報告を受けた保険会社は、嘘をついた当事者には事実誤認があると考え、過失が大きいと判断します。

また、過失割合が決定した後で、それに納得できず面談した調査員にクレームを入れてくる人がたまにおられますが、そもそも調査員は決定権がないので過失判定は覆りません

受け入れるべきですが、どうしても納得できない場合は訴訟を起こすという方法もあります。

事故調査員の本音

事故調査員を経験した者として、最後に個人的な見解を述べさせていただきます。

実際は、ひとくちに調査員といっても色々な者がおります。

私の同僚には、元警察官の方から普段は主婦をやっている者まで幅広くおりました。

しかし調査員個人の調査能力はあまり関係ありません

当事者面談で聴取する内容は決まっておりますし、現場調査は計測して図面を起こすだけ、警察は昔と違って、事故の捜査状況をなかなか第三者には教えてくれなくなりました。

このような現状で、事故原因でもめないためには必ずドライブレコーダーを搭載しておくことを強くお勧めします。

参考記事⇒ドラレコを取り付けよう

運動会社やタクシー、バスにはだいぶ浸透してきてはいるものの、個人でつけておられない方はまだまだいらっしゃいます。

私が依頼された調査でドライブレコーダーの映像が決定的な証拠となって、解決した案件は非常に多かったです。

むしろ、将来はドラレコさえあれば調査員がいらなくなるのではないかと思えてきます。

最後に

事故が起きて保険会社から調査員を入れると言われても、特に心配することはないということがわかっていただけたと思います。

ただ誠実に対応すればよいだけで、当事者の印象が悪かったからといって、調査員に過失を判断する決定権はありません。

無理に媚びたり、逆に文句を言っても無意味だとおぼえておきましょう。

どんなに運転に自信があったとしても、走行している車が他にいる以上、事故は必ず起こります。

繰り返しになりますが、調査員が入るようなややこしい事故が起きる前にドライブレコーダーを愛車につけておくことを検討しましょう。

少なくとも前後カメラのものを⇒

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