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SNSで誹謗中傷や個人情報を晒した過去の事件 根拠ない特定は裁判

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多くの人が関心を持つような事件では、その人物や場所についてもっと詳しく知りたいと思うことは当然です。

しかし、今日のようにsnsが普及し誰もが簡単に情報発信できる世のなかになると、「知りたい」という気持ちだけでは収まらなくなるようです。

それは、事件を起こした者に対して罰をあたえようとするのです。

人物や場所を特定して周囲に広める行為を「世に晒す」と称して、その人物の顔写真までsns上にあげることが人がいます。

これはsnsが普及したことにより誰もが可能なことです。

しかし、この特定する行為はひとつ間違えると、今度は自分が罪に問われる立場となることを知っておかなければなりません。

すなわち、特定した人物が人違いだった場合

そして、その間違ったsnsをリツイートしてしまった人は、名誉棄損や侮辱罪に問われる可能性があります。

この記事はsnsを利用している方全員に対して、特定することの危険性を説明するものです。

たとえ、特定して世に晒した本人でなくても、罪に問われることもあるのです

いいねボタンを押しただけでは、リツイートのように誤情報の拡散とまではいかないため、罪には問われないというのが一般的です。

SNSで誹謗中傷や個人情報を晒した過去の事件 根拠ない特定は裁判

特定する作業というのは難しくて相手のsnsから読み取れる情報というのは限りがありますが、その限られた少ない情報から人物を形作っていくのです。

教師への暴行動画流出事件

福岡県の博多高校で、男子高校生が教師を蹴り、顔を殴るなどの暴行を加え、その様子がツイッターに投稿され拡散した事件です。

男子高校生が教師を暴行している間、それを見ていた他の生徒達も停めようともせず、大笑いしていたこともあり、厳しい批判が殺到しました。

初期の段階で特定

ツイッターに投稿された動画が、学校の教室で当初から教師や生徒の姿が明確だったこともあり、特定は比較的容易だったと思われます。

この動画を軸に、それらしい生徒のsnsを片っ端から探し出すことが特定作業の初期段階です。

そしてピックアップしたsnsに、ときには挑発的なコメントをしてアプローチします。

相手が挑発に乗り、言い返したり反論してきたりする中で、本人でないと知りえないようなコメントが出てくれば、その時点で特定完了となるのです。

そうなれば名前や住所を割り出すのも時間の問題となります。

この件では、男子高校生がsns上でかなり反論していたため、特定が早かったと考えられます。

ホームレス殺害事件

岐阜県の路上で当時ホームレスだった男性が、少年らに投石を受けて逃げ出したところ、少年らは執拗に追い回したあげく、男性を死なせてしまった事件です。

2020年4月下旬に少年5人が逮捕され、現在も取り調べ中です。

警察は防犯カメラの解析などから関与した少年らをすでに特定しているとのことですが、当然、情報は明かされないため、この少年らを特定しようとする動きが出ています。

捜査関係者による情報は、関与したのは朝日大学野球部の元部員を含む男女10人で、そのうちの5人が逮捕されたということでした。

初期段階で特定できないと混迷する

朝日大学の野球部員だと伝わった時点で、特定しようとする者はすぐにsnsを探したはずです。

しかし有力な情報を得られなかった場合、憶測だけがどんどん膨らんでいきます。

朝日大学の野球部というだけでいわれのない中傷や非難を受けてしまっている現状は、特定しようとする動きがもたらした副作用です。

この状態が続くと、周囲にばかり影響が及び、無関係の者を巻き込んでいくため、本人に比較的近しい者からのいわゆるタレコミが多くなります。

あるいは、たまりかねた本人自身がsnsを使ってコメントを発信してくる場合もあります。

20代女性がコロナ感染と知りつつ帰京した事件

2020年5月現在、もっともタイムリーな事件といえます。

女性が新型コロナに感染していると知っていて高速バスに乗り、山梨県から帰京したということで問題化している事件です。

問題は、女性が陽性反応を隠して虚偽の証言をしていたことと、高速バスに乗ってしまっていること。

このことが明らかになったのは、一緒にバーベキューをしていた友人からのタレコミでした。

特定の動きは大詰めへ

山梨から帰京と判明している時点で、女性本人である可能性が強いsnsを探し出すことは、そう難しくなかったようです。

現在でも、名前と住所や勤務先に至るまで特定する動きが活発化しています。

snsへのアプローチに反論して後にアカウントを削除していることから、本人である可能性が強いことと、山梨県の住所とされる地域で周囲が迷惑を被っていることで、この女性を特定する動きは段階をふんできており、今は大詰めといえます。

sns特定の最終段階とは

あおり殴打事件

まだ記憶に新しいのではないでしょうか。

高速道路上であおり運転を繰り返し、相手の顔を殴ってけがをさせた事件です。

その横にいたいわゆるガラケー女が誰なのかという特定する動きが起こりました。

ほとなくして、特定された女性の名前があっという間に拡散されました。

しかし、実はこの女性は人違いだったのです。

sns特定の限界

ここまでお読みくだされば、もうお分かりだと思います。

snsで人物や住所を特定できたとしても、それは本人が認めないかぎりは、どこまでいっても憶測なのです。

sns特定の最終段階は、自分の首がしまることです。

たしかに「世に晒す」ことがある種の抑止力を生み出すかもしれません、あるいは正義感から生じた行動であり、褒められてもいいのではと感じる人もいるでしょう。

それでも、人を罰するのは私たちの役割ではないのです。


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