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高齢者の運転は危ないからやめさせる?検査で決める免許更新か返納か

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高齢者の自動車免許更新について道路交通法が改正されます。

もっとも、現時点では法案が衆院通過したところですので(2020年5月31日時点)、本会議で可決されるまでは決定とは言えませんが、これ以上大きな変更点はなく可決される見込みです。

きっかけは、2019年4月19日に発生した東池袋自動車暴走死傷事故でした。

2019年(平成31年)4月19日12時25分頃、東京都豊島区東池袋の東京メトロ東池袋駅付近の交差点において通商産業省(現経済産業省)の元技官で、クボタの元副社長だった無職の男性(当時87歳)が運転していた乗用車(二代目トヨタ・プリウス)が暴走して多重衝突事故を惹起。乗用車は赤信号を無視して交差点内の横断歩道に突っ込むなどして2人(母子)が死亡し、乗用車を運転していた男性を含む10人が負傷した。

出典:Wikipedia

ドライバーは当時87歳の高齢男性でしたが、事件日の約2年前に受けた認知機能検査では問題なしとされていたことから、高齢者に対する運転免許更新の検査が不十分なのではないかという議論が起こりました。

そこで新たに加えられようとしているのが運転技能検査です。

この記事では、この運転技能検査がどういったものなのか詳しく説明します。

そして高齢ドライバーやその家族の方はもちろん、若いドライバーの方にとっても、今回の法改正は決して他人ごとではないということも、あわせてご説明します。

高齢者の運転は危ないからやめさせる?検査で決める免許更新か返納か

今までは高齢者が運転免許を更新する場合、認知機能検査と、高齢者講習の2つのみでした。

そこへ新たに運転技能検査が加わり、実際に車を運転してその技能に問題がないか検査するようになったのです。

対象者

高齢者なら全ての人が対象というわけではありません。

  • 現時点での中間報告に基づいた情報となりますが、年齢は75歳以上か80歳以上のどちらかになる見込みです。
  • さらに、過去3年程度に例えば、信号無視やスピード違反といった特定の違反歴がある人

場所

運転免許試験場や教習所が想定されていますが、施行されれば検査会場は混雑が予想されるため、その他の場所は検討中です。

運転技能検査に不合格だった場合

運転技能検査の採点制度は明らかになってはいませんが、技能検査中に信号無視を繰り返すなど、明らかに技能不十分と判定されれば、運転免許更新は不可となります。

ただし、この運転技能検査は免許更新日まで何度でも受けることが可能とされます。

従って、少しでも不安な人は更新可能期間になったら早めに受けに行くこともできるため、何度も受けている内に慣れていき、その時だけ合格点に達するのではないかという懸念があります。

その他にもいくつかの問題点が指摘されています。

技能検査導入に伴う問題

更新日前なら、何度でも受けることができるという検査の客観的な信頼不足のほかにも問題はあります。

受け入れ態勢が脆弱

運転免許試験場や教習所が検査場所になると想定されていることは前述しましたが、現段階でも受検待ち日数は1カ月以上かかっているのです。

新たに技能検査が加わるとすると、ただでさえ混雑している試験場や教習所は、高齢者以外のドライバーにもさらなる待ち時間を強いることになるかもしれません。

不合格者に対するケア

運転技能検査で不合格となった高齢ドライバーは、今後、車の運転が実質できなくなるわけですが、仕事でどうしても車がないと困る人や、都市部から離れて住んでいる人がそれで納得できるかという問題があります。

例えば、運転免許自主返納者に対する特典として、バスなどの交通機関を一定期間安く利用できるチケットを配っている自治体は多いです。

同様の配慮が必要と考えますが、自家用車の利用と同等の交通の便を図ろうと思えば、格安チケット程度で果たして足りるのか疑問です。

その他にも対象が過去に違反歴があった高齢者だけでいいのかという意見もあります。

自動運転の開発に拍車がかかる

政府は2025年~2030年を目途に、国内の道路を走行している車のほとんどが自動運転に変わることを想定しています。

参考記事⇒自動運転レベル5が普及すれば世の中はどう変わるのか

自動ブレーキなどの機能を搭載したいわゆるレベル3までの自動運転車は、少しずつ普及されはじめていますが、高齢者でも問題なく自動車で移動するためには、この自動運転車の普及が欠かせません。

高齢者が車を運転する場合、このようなサポートカーに限定した免許(限定免許)を導入する道交法改正案も提出される予定です。

最後に

昔から運転している高齢者にとって、運転技術が衰えている感覚というのは、自分ではなかなか気が付きにくいのだそうです。

気が付いた時には、取り返しのつかない事故を起こしてしまったというのが、池袋の事故だったのではないでしょうか。

ドライバーに決して悪気がなくても、遺族の悲しみは計り知れません。

今できる対策は⇒参考記事:ドラレコを取り付けよう

 

 

 

 

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